東日本大震災から5年。
震災時、私はトルコでキャンプ中で、遠く離れた祖国で起きていることに対して、何も出来ない自分に、もどかしさといたたまれなさを感じていました。
オフシーズンに帰国時には毎年被災地に足を運ばせてもらい、被災地の現状を見て、現地の方から話を聞き、子どもたちと触れ合ったりさせていただいていますが、それに加え、昨年末には、下記の東日本大震災被災児童自立支援プロジェクトで、被災された児童たちにポーランドに来てもらいました。
Support Our Kids
http://support-our-kids.org/
1年以上前から準備を進め、幾度となく日本のSOK事務局側とポーランド側との調整を重ね、様々な方々のご協力を得て、昨年12月にようやく実施することが出来ました。
児童たちが帰国してきた成田での解散式に私も出席しましたが、彼らの発表を聞いていると、多くのことを学び得てくれた様子で、何よりでした。
https://www.youtube.com/watch?v=GGY3Zv33xCU
昨年末も陸前高田のほうへ伺いましたが、現地で現状を説明してくれた方が、「いまでも毎月11日に行方不明者の捜索を行っている」ということを、涙をこらえながら一生懸命に話してくれた姿がとても印象的で、心にくるものがありました。
これまで自分がしてきたことがどの程度力になっているかは正直分かりませんが、これからも自分に出来ることは何かと考え、可能な限り行動していけたらと思います。
改めて、震災によって亡くなられた方々のご冥福を心よりお祈りしますとともに、ご家族の方々へお悔やみ申し上げます。また、いまなお行方不明の方々が一刻も早く見つかることを祈念致します。
平和と平穏があるからこそサッカーが出来ているということを今一度肝に命じ、一日一日を大切に、精一杯取り組んでいきたいと思います。
『3月11日』
掲載日 : 2016年3月11日 (金)